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マンションを省エネ化するMEMS 東京都の助成金、締切り近づく 

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東京都環境公社は、都内の集合住宅に対してMEMS(マンションのエネルギー管理システム)の導入を支援する助成金について、申請期限が4月27日に迫ってきたことを受けて、利用の検討を呼び掛けている。

この事業は東京都と同公社が実施している「スマートマンション導入促進事業」。マンション全体のエネルギーを見える化し、省エネにつなげることを目的としている。

助成の内容は、集合住宅の共用部分と全戸(占有部分)に、東京都環境公社で登録されたMEMSを設置をする管理組合や全戸の所有者、助成対象設備を所有する者などに、必要な経費の一部を補助するもの。リースなどのサービスも利用できる。

助成率は助成対象経費(設備費・工事費)の1/2。なお、助成対象経費に他の団体からの補助金や助成金を充当する場合は助成対象経費の1/2相当額から他の団体からの補助金や助成金の額を控除した額とする。

交付条件は「電力消費量10%削減」と「需給逼迫時の節電対応」

なお、助成金の交付条件は、エネルギー管理支援サービスを行うMEMSアグリゲータと、2年以上のサービスにかかわる契約を締結し、建物全体(集合住宅の部分に限る)の電力消費量を10%削減するよう努めること、需給逼迫時に電力会社からの節電要請に対応すること。

このほか、新築の集合住宅の場合は、住戸の数が100戸未満であること、環境共創イニシアチブ(SII/東京都中央区)から補助金の交付決定がされていないことなども要件となる。

この助成事業の利用を検討する場合は、助成対象システム・機器を取り扱うMEMSアグリゲータに相談してみるといいだろう。

2015年度から新規助成制度に移行

この事業の助成総額(2014年度から2018年度まで)は10億円。国(SII)の補助制度が終了したことにより2015年度から新規助成制度に移行した。新規助成制度の申請受付期間は、2015年9月1日(火)から2018年4月27日(金)まで。

助成対象システム・機器を取り扱うMEMSアグリゲータにとっても、この助成金をビジネスにつなげられる機会は残り3カ月だ。

記事出所: 『環境ビジネスオンライン』 2018年1月23日 出典

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