
ZOZOマリンスタジアム・新ウイングビジョン導入イメージ
三菱電機(東京都千代田区)は1月17日、千葉ロッテマリーンズ(千葉県千葉市)から「ZOZOマリンスタジアム」(同)の新ウイングビジョン向けに超横長のLED表示装置「オーロラリボン®」を受注したと発表した。この表示装置は、スタジアム内などを一周するように設置される。
同製品は、全長(295.68m)はそのままに、スクリーン高さを従来比約1.3倍(1.28m)に拡大することで面積が378.47m2に拡大。これは、国内野球場最長・最大のリボンビジョンになるという。
新ウイングビジョンは2019年3月のオープン戦から運用が開始される予定。より迫力のある映像表示と演出により、球場のさらなる一体感の創出に貢献する。
平均消費電力を約50%削減、省エネに
今回受注した製品の特長は以下の通り。
- LEDユニットに高発光効率LED素子を採用し、輝度を向上させるとともに、平均消費電力を従来スクリーン比(同一面積比)で約50%低減。スタジアムの省エネに貢献
- フィルターレス構造のLEDユニットの採用により定期的なフィルター交換を不要とし、定期交換部品の削減とメンテナンスの省力化に貢献
- スクリーンの高さを従来比約1.3倍(1.28m)に拡大
- 最長(全長295.68m)・最大(面積378.47m2)のリボンビジョンで、より迫力のある映像表示を実現。高解像度・高視野角スクリーンにより、多彩で一体感のある映像を提供
- 水平解像度を従来スクリーン比2.5倍(80ピクセル)に拡大し、より精細で多彩な表示を実現
- 水平視認角度160度の高視野角LEDの採用により視認エリアを大幅に拡大し、より多くの観客に一体感のある映像を提供。発光効率とメンテナンス性を向上したLEDユニットで、省エネ・省力化に貢献
製品仕様は下記の通り。
- 製品名:オーロラリボン®
- スクリーンサイズ:縦1.28m×横295.68m(面積378.47m2)
- 発光方式:高輝度 フルカラーLED
- 画素構成:縦80ピクセル×横18,480ピクセル
- 水平視認角度:160度(±80度)
なお、同製品「オーロラリボン」は2009年3月に阪神甲子園球場(縦1.2m×横249.6m)、2018年3月に北海道コンサドーレ札幌(縦0.96m×横40.32m×2面)にも導入されている。
この他にも、楽天生命パーク宮城、セレッソ大阪、ベガルタ仙台 、栃木グリーンズタジアム、埼玉スタジアム2002、日本プロサッカーリーグ、浦和レッドダイヤモンズ、ジェフユナイテッド市原・千葉、松本山雅フットボールクラブへの納入実績がある。
記事出所: 『環境ビジネスオンライン』
2019年1月18日
出典