
「北海道札幌蓄電所」の完成イメージ(出所:青木あすなろ建設)
青木あすなろ建設(東京都港区)など企業9社は3月27日、北海道札幌蓄電合同会社(香川県高松市)を共同設立したと発表した。今後は、新設する出力10MW「北海道札幌蓄電所」(容量30MWh)を活用した系統用蓄電池事業を展開していく。稼働開始は2027年4月の予定。
新会社には、青木あすなろ建設のほか、四電エンジニアリング(香川県高松市)、東日本旅客鉄道(JR東日本/東京都渋谷区)、脱炭素化支援機構(同・港区)、JR東日本エネルギー開発(同・千代田区)、WWB(同・品川区)、三菱総合研究所(東京都千代田区)、中部プラントサービス(愛知県名古屋市)、GSユアサ(京都府京都市)が出資する。
四電エンジニアリングが代表を務め、EPC、O&M技術支援および電力協議を担う。青木あすなろ建設は、EPCのうち土木工事を担当する。
そのほか各社の役割は以下の通り。
- ・JR東日本:電力取引結果の管理
- ・脱炭素化支援機構:資金調達の検討
- ・JR東日本エネルギー開発:電力取引結果の管理
- ・WWB:電力連系枠確保、電力協議、用地取得に関する地域対応および行政対応
- ・中部プラントサービス:O&M技術支援
- ・三菱総合研究所:蓄電池運用計画の策定(「MERSOL」の提供)
- ・GSユアサ:蓄電池の供給、蓄電池のメンテナンス
なお、この取り組みは、2024年度「再生可能エネルギー導入拡大・系統用蓄電池等電力貯蔵システム導入支援事業費補助金」の交付決定を受けて実施するもの。
3月27日には、蓄電所建設工事開始に先立ち、札幌市内で安全祈願祭が行われ、事業関係者や工事関係者ら約60名が出席した。
記事出所: 『環境ビジネスオンライン』
2025年3月31日出典