いつ起こるかわからない生活を脅かす巨大地震に備えて、日頃から心の備えと自分自身や家族・身の回りの人達の被害や損害を事前の準備で防ぐ努力をしましょう。
今回3回目は事前の準備で被る被害を最小限にするお話しをしていきます。
■家具類の転倒・落下を防ごう
阪神・淡路大震災で亡くなった方の約8割は建物の倒壊や家具の下敷きなどによる窒息や圧迫が原因でした。
家具は必ず倒れるものと考え、家具類の固定や配置の見直しをしたり、家具の上には物を置かないようにするなどの対策を行いましょう。
・お住いの自治体市町村では『家具転倒防止金具の取り付け費用の一部を助成する』制度があるようです。
家具の転倒を防止するための金具などを自ら取り付けることが困難な世帯に、取り付け費用の一部を助成する制度です。
例えば、千葉市の場合
・対象者 65歳以上の方や重度障害者のみの世帯(20歳未満の方を含む場合も可)
・補助額 出張料=上限5,000円
取り付け費用=家具など1台あたり上限500円(5台まで)
・注意 申請前に取り付けた金具は助成対象にはなりません。
助成は1世帯1回限りです。
上記のような内容で助成金の設定がございますので、お住いの地域でもこの機会に確認をされてみてください。
■感電ブレーカーを設置しよう
阪神・淡路大震災や東日本大震災で発生した火災の6割以上は、電気が原因といわれています。
感電ブレーカーは設定値以上の揺れを感知したときにブレーカーやコンセントなどの電気を自動的に止める器具で、地震による電気火災対策に効果的です。
◆さまざまなタイプの感電ブレーカー
・コンセントタイプ
・簡易タイプ
・分電盤タイプ(後付け)
・分電盤タイプ(内蔵型)
上記のような製品がありますので、詳しくはお住まいの地域の消防局予防課にお問い合わせしてみてください。
今回はここまで、次回【4回目】は被害を防ぐための『共助』についてご案内いたします。